撮影日記



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2006/06/05 上高地
 














今日は家内と早朝2:00に家を出て上高地に出かけた。仕事から帰ってきたのが夜の11:30頃だったのでほとんど眠っていない。
中央道国立府中ICから中央道に乗り、岡谷JCTで長野道に入り、途中みどり湖PAで休憩し、松本インターで降りて、バス乗り場 のある沢渡(さわんど)に5:00頃到着。東京郊外の自宅から沢渡まで3時間で着いた。高速をいったい時速何キロで走行したのだろう。
5:30の始発バスまで時間があるのでトレッキングシューズに履き替え、駐車場の奥側の斜面に生えている見事なシダを撮影したりして時間をつぶす。空を見上げると若干雲があるもののまずまずの天気のようだ。
始発バスの乗客は3、4組だけだった。途中の景色を楽しんでいるうち30分かからず大正池に到着。バスを降り湖畔に下りるとすでにたくさんのカメラマン。 早朝の大正池といえばやっぱり朝もやを撮りたい。だが朝もやはあまりなく、「朝の大正池」や「大正池と焼岳」などを撮影し先に進む。
途中の流れにはイワナが池の鯉のように警戒心も持たずに漂っている。水面に映った木々の映り込みがきれいだったので数枚撮影し、立ち
枯れ木と焼岳などを数枚撮影しさらに進む。
しばらく歩くうちに田代池に到着。まだ朝もやが残る田代池で数枚撮影する。朝露と逆光に光る田代湿原を撮りさらに進む。
梓川と穂高連峰をかなりの枚数撮影するが、まだ時間が早めで太陽の位置も半逆光気味のため空の色がきれいに出ない。しばらく歩くうち河童橋が見えてきた。川原に下りたり橋の上からかなりの枚数撮影したが、やはり半逆光気味で満足のいく写真は撮れない。明神池を目指して先に進む。
私たちの数十メートル前を歩くご婦人の二人連れが立ち止まったまま動かない。私たちが近づくと「サルがいて怖くて先に進めない」とのこと。見ると遊歩道の脇で数頭のサルがササの新芽を食べている。「ここのサルはなにくわぬ顔で通れば大丈夫ですよ」と声をかけてカメラを構えているうちにサルの方が木の上に避難してしまった。
標高1500mほどの上高地は今が新緑の季節。柔らかな色合いが目に優しい。リズミカルに並ぶカツラの若葉を撮ったりしているうちに明神岳が見えてきた。このあたりにはあちらこちらにニリンソウが群生していて白い可憐な花を咲かせている。
やっと明神池に着いた。池にはたくさんのイワナなどが悠々と泳いでいた。
河童橋方面に戻る際には梓川の対岸のルートを取った。こちらのルートは大水かなにかの被害で一部遊歩道が通行できなかった。
途中で森の中の流れなどを撮り、河童橋の近くで数枚撮影して帰途に着いた。